2020-09-01 スタッフインタビュー
ブランドコンセプト「まじめを楽しむ」とは?
店長 山本にインタビュー!
タバラットを立ち上げて約6年。ビジネスファッション小物を中心に、
シンプルでありながら、こだわりが感じられるアイテムを揃えてきました。
そのラインナップは、山本店長の等身大の視線から生み出されたものも少なくありません。
当店のブランドコンセプトは「まじめを楽しむ」―。 にもかかわらず、「まじめさ」がコンプレックスだったという山本店長。
このコンセプトの背景に迫ってみました。
シンプルなものほど、素材や技術にこだわり、手間暇をかけることで、他と違いを出していること。そこが一番の魅力であり、お客様に受け入れていただいているのかなと思います。
当店のブランドコンセプトは「まじめを楽しむ」―。 にもかかわらず、「まじめさ」がコンプレックスだったという山本店長。
このコンセプトの背景に迫ってみました。
前職は、消防士。
―山本店長の現在のお仕事を教えてください。
全体の売り上げや仕入れの管理、商品開発、ブランドの方向性の決定などを行っています。お客様からいただいたご意見やご要望をスタッフと共有し、商品開発やサービスに生かしていくことも重要な仕事です。 あとは、Twitterの中の人をこっそりやっています。―前職は何をしていましたか?
とんでもなく畑違いですが、消防士をしていました。主に救急隊員をしていましたが、体調を崩して退職。 元消防士のネットショップ店長など、全国を探しても私くらいではないでしょうか…。 消防士時代に身に付いた現場での判断力や、上司に厳しく教えられたことが、全く違う職種でも活かされているように思います。コンプレックスに感じていた
「まじめさ」。
―タバラットのブランドコンセプトである「まじめを楽しむ」は、どのような思いから生まれたのでしょうか?
若いころは「まじめ」という言葉がネガティブな意味合いで使われることも多く、自分の中ではコンプレックスでした。堅苦しいとか、面白みがないとか…。 だから、この「まじめさ」がもっとポジティブに捉えられるような製品づくりができたら― と思いました。
―私から山本店長を拝見していると、公私共にとてもまじめで誠実な印象があります!私は良い意味で捉えているのですが、そんな思いがあったんですね。
タバラットの商品でまじめな男性をもっと格好良く、強く、何より楽しくなれると嬉しいなと考えています。社会の縁の下の力持ち、そんなまじめな人にスポットがあたることを願って、まじめを全力で楽しむためのアイテム作りに取り組んでます。
普通の中にある、
小さなこだわり。
―服装がファストファッションだったり、シンプルだったりする方でも、小物にはこだわって欲しいですし、実際こだわりのある方は結構多いように思います。
小物一つで、日常を楽しめたり、テンションが上がる瞬間ってあると思います。僕も、大切な商談がある時に使う名刺入れとか、ネクタイを持っていて、小物に背中を押してもらったことがあります。―他に、どのような商品がありますか?
例えば、ビジネスシーンでワイシャツの襟もとにイルカのブローチを付けていたら、少し和らいだ雰囲気になったり、それをきっかけにお洒落を楽しむようになったりも。 今後もさりげないけれど、周りの人に「おっ!」っと思ってもらえるような、アイテムを増やしていきたいです。―タバラットの魅力はどこだと思いますか?
タバラットを象徴する商品の一つに、捻った真鍮に革をはめたデザインのネクタイピンがあります。言葉にすると簡単なのですが、革を伸ばしながら捻って張り付けるというのは、結構難しい。でも職人さんが頑張ってくれて出来上がりました。シンプルなものほど、素材や技術にこだわり、手間暇をかけることで、他と違いを出していること。そこが一番の魅力であり、お客様に受け入れていただいているのかなと思います。
―タバラットの商品を通じて、まじめに働く大人の方へ伝えたいことや、メッセージはありますか?
まじめに、地道に、そして一生懸命働くことって大切なことだと思います。でも今の社会って目立つ人に注目が集まりやすくて、 その人たちももちろん一生懸命だから注目されるんですけど、影で支えているまじめな大人も注目されるといいなと思っています。タバラットの製品は決して「目立つこと」を目指している訳ではなく、日常の中でそういった人たちにもスポットを当てるような、「あの人なんかお洒落でいいな」って思っていただけるようなものをお届けしていきたいです。―最後に、山本店長の休日の過ごし方は?
まもなく3歳の息子がいるので一緒に遊んだりして、家族と過ごしています。2020年9月1日 インタビュー/ミヤザキ